引越しは急に決まった場合を除けば、だいぶ前にわかっていることが多いことですので、当日になってから慌てないよう、順序立てて計画的に準備を進めていくことが大切です。そこでここでは、1ヵ月前からの引越し手続の理想的な流れについて、御説明していきたいと思います。これはあくまで平均的な家族を想定した一例ですので、参考意見として考えてください。

 

まず最初は1ヵ月前に行うべきことです。ここでは最初に自力で行うか業者に頼むかを決定し、自力で行う場合はレンタカーの手配と人手の確保、業者に頼む場合は無料の一括見積もりサイトを利用して、複数の業者から見積もりをとり、比較検討し交渉して、引越しを依頼する業者を決定します。次に出来ればでいいのですが、新居のレイアウトを描いて、わかりやすい家具等の配置図を作っておきましょう。部屋が多い場合は部屋毎に色分けし、荷物に同じ色で目印をつけておく等すると、わかりやすくなります。またこの時期から荷物の整理整頓を始め、要らないものは人にあげるなり、リサイクルに出す、粗大ゴミとして出す等、不要品の手配を行いましょう。お子さんがおられる場合は転校の手続きをしておくのも、この時期が最適です。

 

次に2〜3週間前に行うべきことです。この時期には、業者に全てお任せでない場合は、梱包資材(ダンボール箱・ヒモ・ガムテープ・ハサミ・新聞紙・古いタオル等)を用意しましょう。同じくお任せでない場合は、荷造りも始めている必要があります。また電話の移転手続もこの時期がよく、NTTでしたら116に電話をして転居をする旨を伝えるようにしてください。転居通知や郵便物の転送の手続も簡単ですので、この時期に行っておきましょう。

 

次に1〜2週間前に行うべきことです。ここでは市区役所への転出届の提出と、電気・ガス・水道の各会社への転出の連絡を行いましょう。ガス会社のみ閉栓・開栓共に立会いが必要になりますので、時間の設定に気をつけてください。その他、銀行・保険会社・カード会社・新聞をとっている場合は販売所・NHK・ケーブルテレビに加入している場合は、その会社への連絡も忘れず行いましょう。これらの手続はチェックリストを作ってやると混乱しません。また旧居と、新居が近距離であればその清掃、食品の整理、特に冷蔵と冷凍の食品を極力少なくする工夫をしてください。時間があれば、御近所への挨拶も行っておくと良いでしょう。

 

次は前日に行うべきことです。前日には冷蔵庫や洗濯機の水抜きをまず行ってください。そして引越し料金の準備と当日の食事の手配も忘れず行いましょう。引越し当日に必要になりそうな経費は、きちんと用意しておいてください。また御近所への挨拶がまだの場合は、渡す品物の用意もしておくと良いでしょう。その他、トラックに積めない貴重品や、最後まで必要な日用品を整理して仕分けをしておいてください。「最後の最後箱」を用意してやるとやりやすいと思います。そして、最後に当日の段取りをチェックしておきましょう。

 

次はいよいよ引越し当日のことです。当日は業者に全てお任せの場合は立会いになり、自力の場合は搬出を行います。どちらの場合でも、何か聞かれたときには適切に指示を出すようにしましょう。自力の場合は、自分でも搬出をしながらの指示となりますので、慌てず落ち着いて指示を出すようにしてください。搬出が終了しましたら、業者へはその場で引越し料金を支払うか、振込となります。その合間に電気・ガス・水道の閉栓と立会いがあります。最後に、まだ御近所への挨拶が済んでいなかった場合は、一軒家なら両隣、集合住宅なら両隣と上下の階の人に挨拶をしていきましょう。新居に到着しましたら、今度は搬入の立会いと指示、或いは搬入しながらの指示となります。その後は荷物の整理や各種の届出、新しい御近所への挨拶等もありますが、ここでは長くなりますので、それは略させていただきます。